2018/09/22~25きのこ遠征(栃木県宇都宮市)【44】

今年は、諸々の事情から山形への家族旅行には行けませんでしたが、季節とメンバーを変え宇都宮に行ってきました。現地にもキノコ好きはいるもので、計4名の方とキノコ撮りを満喫しました^^

01.なんと言っても超レアの「ニオウシメジ」。私だけではもったいないということで、ジジババ+東京の叔母+宇都宮の叔母も参戦。発見者のK田さん立会いのもと、親族で鑑賞させていただきました^^

箕面のキノコばかり追っかけている自分としては、一生縁のないキノコと思っていました。まさかこんなタイミングで宇都宮に発生するとは~。怖いくらいの幸運です!ちなみに、一つ一つの傘が15cm前後あります。

発見者のK田さんと記念撮影。写真に写らないようにと奥に立っているのは、母と宇都宮に住む叔母(笑)

なお、発生していたのは1株だけではありません。一回り小さいものもありました。

キノコ好きが気になる裏側も載せておきます。こいつは、炊き込みご飯にしていただきました~(笑)

その翌日。地形図を眺め選定した標高1,000mオーバーの山へ。母の実家である宇都宮の空家、この拠点の裏山候補を探しに行きました。

02.水がちょろちょろと流れる谷筋を歩いていると、倒木からナラタケらしきものが。キツブナラタケというものかも。似たものを外院の杜でも見たことがある。同じものかなぁ?

図鑑には束生とあるが、単独で出ているものも。

03.状態の良いサンコタケを見つけた。手は3本でノーマルタイプ。箕面と同じでポツンと1本だけ。こちらでもまとまって出ることはない。年に4~5本見かけるだけなので、こういう状態の良い姿はやはり嬉しい(笑)

04.これも箕面で見かけるアイコウヤクタケ。鮮やかな藍色が素晴らしい。

05.チシオタケの幼菌。個人的にはもう少し傘の開いた状態を見たかった。

06.ニガクリタケかそれに似たキノコ。写真を撮るには映えるキノコだと思う。

07.エリマキツチグリ?トガリフクロツチグリとの見分けが難しいとWikiに出ているが、幼菌時はオリーブ色をなしウロコ状だという。幼菌どころかこの二つしかなくどちらか分からない。母実家裏の神社にて。

08.これは見たことのないキノコ。柄はない。これ以上生長したものは流れていた。

ムカシオオミダレタケを見たことのある人から、そのキノコかもしれないと教えていただくがそのようなヒダは見当たらない。さらにこの写真を見せるとシワタケとのこと。図鑑のものとは姿が違うけどこういう風にもなるようだ。

09.カバイロツルタケのぶっといものでしょうか。山中の一画にたくさん生えていた。

つぼも立派。

10.どうせ分からないと思ったせいか・・・ピンボケ^^;

この手のキノコは裏が魅力だし(笑)

11.不明。

12.不明。

13.1つだけぽつんと。思いあたるのはマルミノカバイロチャワンタケ。何か分かりません。

14.柄の根元は黒くもなく、これがビョウタケでしょうか?

15.不明。

その裏側。

 

目的のキノコは見つからなかったけど、限られた時間でしたが、大阪を出てようやく単独行動でき楽しいひと時でした^^続いては7月頃から計画してはぽしゃっていた宇都宮支部(仮)の方々と公園キノコ撮り!

16.キタマゴタケよ出ていてくれ~と願っていてくれたのでしょう。見つけるや走っていったS部さんと後を追うW辺さん。

これがそのキノコ。条線が見えます。猛毒のタマゴタケモドキではなさそう。

黄色を帯びたツバとヒダも見えます。チャタマゴタケの黄色型というのもあるらしいからややこしい。いずれも外院の杜にはでないのでよく分からないのですが、これがキタマゴタケでしょうか。

17.こちらは、外院の杜近辺でも見かける赤いタマゴタケ。

盛期にはとんでもない数が出るそう。

盛期でもないのに、よく見かけました。

卵の状態のものはなかった。

18.地元の方々は見慣れているようで大して注目していなかったけど、一番驚いたのがこのキノコ。

あまりにもたくさん出ていた。十や百という単位ではきかないと思う。

このノボリリュウタケを見て、外院の杜で見られるのはクロノボリリュウタケの方だと思った。

19.ナガエノチャワンタケかクラガタノボリリュウタケも出ていたが、両者の違いがよく分からない。

20.ハナオチバタケ(褐色型)も大量に発生するとのことだったが、残念・・・盛期は過ぎており綺麗なものは見つけられなかった。

21.ヤナギマツタケっぽいものも出ていた。こちらでは見る回数が少なくあまりよく分からないキノコ。このあたりでも公園にはよく出ている様子。

22.束生せず尖っていない。ナギナタタケではなくキソウメンタケの方だと思う。

23.不明。ここらでは見かけない。シロヒメホウキタケかそれに近いものか。

24.シワヒダで柄が太い。アンズタケと同じ仲間でしょうが分かりません。ここらでは見かけない。

25.こちらの柄は細く別もののように見える。どちらもミキイロウスタケ?

幼菌の裏側。これもここらでは見かけない。

26.条線がなく(テングツルタケではない)、ツバもない(ヘビキノコモドキではない)。見たことあるかどうかも分からない(笑)

27.不明。

28.これまで見た中でもっとも状態の良いテングタケダマシ、に見えます。

29.この安定感とツボの複数のシワ、状態の良いイボテングタケ、に見えます。

30.こちらと同程度に見られたヒメコナカブリツルタケ。

31.1本だけ見かけたリボン付のキノコ。こちらでは大量に見られるテングタケなので、1本だけというのが気になりますが、コテングタケモドキでしょうか。

32.これがドクツルタケかどうか・・・、私には分かりません^^;

33.これも驚きました。ホオベニシロアシイグチにしか見えません。どっかで西日本でしか見られないと読んだ記憶があったのですが・・・、たくさん生えてました(笑)

34.昨年こちらでも出るのだと知った、オオヤシャイグチでしょうか。

35.私は老眼なのでヒダが見えない白いキノコはツチカブリだと思うクセがある。写真を見ると傘表面に毛が生えている。お尻型のものもあるし、図鑑ではあまり見かけないシロゲカヤタケというものでしょうか。

S部さんから出た「天の川のよう」という言葉は秀逸だと思いました。ちなみに、こちらではもっと落ち葉や枯れ草の積もった場所でしか見られない。

36.先日死亡事故のあったニセクロハツではなく、これがクロハツでしょうか。

ヒダの様子。

よく分かりませんが、切ってみました。指で触った柄の部分はすぐさま赤味を帯びました。

その5分後。切断面もだいぶ赤味を帯びてきました。

30分後に撮影していれば真っ黒になった?忘れて置いてきてしまいました・・・。

37.不明。この扇状に広がる姿、フサヒメホウキタケなどではなさそう。初めて見ました。若干心配なのですが、整備が行き届いた公園というのは倒木などがすぐに処分されてしまうため、次回来たときに見られるという保障がありません。また見られますように(-人-)。

38.ズキンタケ。あれ?コメントが浮かばない(笑)

39.老菌ですが、ツエタケの仲間も1本だけありました。

40.不明。何かの老菌?それとも本来の姿?

41.不明。裏撮ってません・・・。

42.傘がツルツルだけど、ガンタケの仲間?

43.アイシメジ・・・か?

44.さほど湿度が高くない場所からイヌセンボンタケ。一つ一つはこちらで見るより一回り小さかった。

今回行った場所は何れも再訪したいと思うような場所でした。時期もあったのかもしれませんが、どこに行ってもキノコ密度が高かったように思います。外院の杜はやはりそれほどキノコ密度が高いわけではないんだなぁ。

何れにせよ、宇都宮のキノコ好き4名の方と面識ができました。キノコを一緒に楽しんでいただける知人ができたことが一番の収穫でしょう^^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Optionally add an image (JPEG only)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)